やっぱりモノ作り 島崎藤村「夜明け前」は、 果てしなく葛藤と苦悩がどこまでも続いていく。 その中で、少しずつ未来を切り開いていく 実に地道な物語だ。 いつの世も「夜明け前」とはこういうものなのだ アメリカは、エネルギーも食料も自給できます。 つまり、基本的には3度の食事をとることができます。 自分の庭から石油を掘れば、冬も温かく過ごせるのです。 アメリカが貿易赤字で、巨大な負債を抱えても成り立つのは、 世界の基本通貨を印刷する国だからです。 人間が生きていくのに不可欠な資源を持っている国と、持って いない国との産業は自ずと違います。アメリカだけでなく、 フランスも、イギリスも、自活できます。 日本は、食料の65%、エネルギーの80%を輸入に頼っています。 先進国でこんな状況の国は日本だけです。それに見合う輸出を しなければなりません。 今、輸出の70%は工業製品です。少なくとも10年間は、 その数字は大きくは変わらないでしょう。10年後も、実体のある 「物理的なモノ」が、まだまだ大きな役割を占めるのではないでしょうか。 やっぱりモノ作りなのだ、と考えています。 また、何らかの工業製品、モノを量産するには金型が必要です。 金型が無ければ、生産できません。そのためにも型産業は、 これからも変化・発展していくことが必要だと思っています。 もの作りに魅せられた国、日本。 この狭い国のいたるところで、もの作りに情熱を燃やしている 人たちがいます。私たちも、一員として加わっていければ、 と思っています。 ● 産業革命 ● デジタル時代の日本人気質 ● 宿 命 ● モノの価値 ● 新しいモノの価値 ● 技術に落とし込む ● 知識と知能の蓄積 ● 1日1型