ダイカスト金型 「 ”知” を大切にする企業」であるために 「考えること」「積極的に挑戦すること」を大切にします。 ダイカスト ダイカストとは、 精密な金型に溶融した金属(アルミニウム、亜鉛など)を圧入する ことにより、高精度の製品を成型する技術および製品を指します。 ダイカスト製品は、 自動車、家電、OA機器、産業機械、建築用品などさまざまな 分野の構成部品として使われています。 ダイカスト金型の種類 ●ホットチャンバー用ダイカスト金型 ホットチャンバーは、融点の低い亜鉛などの鋳造に用いられます。 亜鉛は、寸法精度が良く、複雑な形状も可能であり、メッキや 塗装が行えるため、機構部品と外観部品の用途があります。 寸法精度・外観形状が求められる金型の設計・製作を行います。 ●コールドチャンバー用ダイカスト金型 コールドチャンバーは、溶融温度の高いアルミ合金の鋳造に 用いられます。 一般材料のADC12や、特殊材質(ADC3,ADC6,ADC14)製品など 材質にあわせた型材の選定、抜き勾配等の詳細設計・・・金型の 設計・製作を行います。 ●特殊ダイカスト法の金型 [普通]ダイカスト法は、高速で射出し短時間で冷却凝固させる ため、製品内に"鋳巣"と呼ばれる空洞ができます。"鋳巣"と呼ば れる不良要因は、ダイカスト鋳造の宿命であり避けては通れません。 そのため、より高い品質を確保するために様々な特殊ダイカスト 法が開発されています。 ◆真空ダイカスト法(減圧ダイカスト法) Vacuum Die Casting 真空装置により金型内を瞬間的に減圧、真空状態に してダイカストを行う方法。巻き込み巣の防止、減圧 効果による流動性向上に効果があります。 ◆PF法(無孔性ダイカスト法) Pore Free Die Casting 金型内を酸素等の活性ガスで置換しておくダイカスト法。 化学反応を起こし酸化アルミの固体となり、巻き込まれるガスを 減少させます。また、気体から固体へ体積減少による減圧効果が 流動性向上になります。 ◆局部加圧ダイカスト法 凝固過程中に特定の部位を油圧シリンダーで直接加圧する方法。 加圧することで凝固収縮相当の溶湯が補充され、ひけ巣を押し 潰す効果があります。鋳巣が発生しやすい特定のポイントを 狙って対策できます。 各種ダイカスト法に対応した金型の作製が可能です。