デジタル革命という言葉が定着し始めています。世界は、「デジタル産業革命」や「知的産業革命」の真っ直中にいると言われています。 何らかの「産業革命」が起きつつあることは確かなようです。しかし、まだ情報を流通する段階なので、今後、製造業にも波及してくるでしょう。
当社では、デジタル革命が作り出す工業を、「意志の伝達をコンピュータとネットワークで行うIT(情報技術)工業」と呼んでいます。
前回の産業革命で、自動織機がはた織機に代わって機械化されたのと同じように、今回の産業革命ではまず、既存の量産産業のIT工業化からはじまると思っています。
現在の意志の伝達は、二次元の図面によって、デザイン・設計・試作・金型工程へとつながっています。 これからの意志の伝達は、三次元データで形状を定義し、それに付随する情報も含めてコンピュータとネットワークで各工程に瞬時に伝達する様になっていくでしょう。
まもなく、コンピュータとネットワークによる意志伝達と、それらの能力に見合うモノ作り機とが連動することで爆発的な生産能力を持った、全く新しい製造業が出現するでしょう。
我々も新しい産業革命に、微力ながら貢献しようと思っています。
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